相続手続きが難航するリスクとは?⑤【大阪】

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相続手続きが難航するリスクとは?⑤【大阪】

2020/06/08

●相続問題が生じるリスクを知る その5

 

 

相続に関する状況についてのリスクを把握しておくことで、どんな対策が必要かが見えてきます。

逆にもしリスクが低ければ、特に対策を打つ必要がない、ということも出てくるかもしれません。


相続手続きが難航するリスクとは?①

 

相続手続きが難航するリスクとは?②


相続手続きが難航するリスクとは?③

 

相続手続きが難航するリスクとは?④

 

 

に続いて、相続のリスク⑪、⑫を見ていきましょう。

 

 

⑪借金が多い

→リスク:債権者との間でトラブルになる可能性がある。

 

負債があることを相続人にしっかり説明しておく必要があります。

エンディングノートの活用も合わせてお勧めします。

多額の場合は相続人が相続放棄をすることも考えておくべきかと思います。

 

 

⑫連帯保証人になっている

→リスク:相続発生後に、相続人が保証債務の履行を求められる可能性がある。

 

連帯保証人になっていることを相続人に伝えておく必要があります。

⑪と同じくエンディングノートの活用をお勧めします。

相続発生後、相続人が、遺産分割協議による「財産の放棄」をしても債務を免れない可能性があります。

多額の場合は、裁判所に申述する「相続放棄」を選択することも必要になってきます。

 

 

●遺産分割による「財産の放棄」と「相続放棄」

 

どちらの場合も「相続を放棄した」と表現されることがよくありますが、その内容は違います。

 

・遺産分割協議による「財産の放棄」

→「自分は相続人であるが、相続人同士で話し合った結果、財産は受け取らないことにした。」

といったニュアンスになるため、債権者など、相続人以外の第三者からすると、

「そちらの話し合いは知ったことではないが、あなたも相続人ですよね?」

ということになりえます。

 

・相続発生から三ヵ月以内に裁判所に申述する「相続放棄」

→「自分は最初から相続人でなかったことにします」

ということになる手続きになるため、第三者からしても

「この人には相続は関係ないんだ」と認めざるを得なくなります。

 

 

このため、遺産分割協議による「財産の放棄」だけでは、たとえ財産を受け取らなかったとしても、負の遺産について、法定相続分の範囲で返済を求められる可能性があります。

 

思い当たることがある方はお気を付けください。

 

 

 

以上、

 

相続手続きが難航するリスクとは?⑤をお送りしました。

 

 

 

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