相続の主役は相続人?【大阪 相談】
2020/05/20
●誰の相続について考えていますか?
昨日の記事の続きにもなりますが、「相続対策」というものに最初に触れるのは、自分の親が高齢で体調を崩したり、入院してしまったりしたときに、「親の財産の相続について」考えるとき、という場合が多いと思います。
そのときに相続対策をする目的は、
・自分たちが揉めないため
・自分たちの手続きや相続税を減らすため
になると思います。もちろんそれが悪いというわけではないですが、相続の主役は、相続人ではないということも念頭に置いておくべきだと思います。
●相続の主役は「渡す側」
相続とは、「自分の財産を子孫に渡し、繋いでいく」作業といえます。
なのであくまでも相続は「渡す側」が主役。自分の財産をどう渡して、どう繋いでいきたいのかが尊重されるべきなのです。ただ、「渡す側」の意見を全部通した結果、相続争いが起きてしまっては元も子もありません。
●だからこそ、元気なうちの話し合いを
いくらあなたが家族のことを思って相続対策を考えていても、渡される家族も同じ考えであるかどうかは、話し合ってみないとわかりません。体調不良や入院など、事が起きてからでは話しづらくなることもあるでしょう。
相続対策は、元気なうちに、「渡す側」から話し合いの場を設けるのがいいのではないでしょうか。
その上で
・渡す側は、自分の希望を伝えつつ、家族の考えも聞く
・渡される側は、主役は渡す側であることを理解しつつも、自分の考えを伝える
といった双方が思いやりをもって話し合うことが重要だと思います。
なんだか当たり前のことを言っている気がしてきましたが、、
相続を巡り家族が争ってしまう一因として、この一見当たり前に思える、双方の意思疎通や思いやりをもった話し合いができていなかったことがあると思います。
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