認知症の対策にも使えるエンディングノート【大阪】
2020/04/22
昨日の記事で書いた、
「心の相続」という考え方は是非取り入れていただきたいと思います。
では、実際の対策として、できることから始めていきましょう。
相続対策の多くは、認知症になって判断能力が衰えたときのための対策にもなります。
●エンディングノートとは
「終活」という言葉の広まりとセットのように広まった「エンディングノート」という言葉。
これは、自分に万が一のことがあった場合に備えて、財産のことや自分のことについて書いておく「転ばぬ先の杖」のような役割を持ちます。
●どういうことを書くのか
終活ノートを自作するにはの記事でも具体的に書いてますが、
例えば、延命治療が必要になった時にどうするか、やお葬式の規模や呼んでほしい人など、自分の死後のことについて記しておきます。また、通帳や印鑑の保管場所や、加入している保険の詳細、SNSのID、パスワード等、あとは家族には秘密にしている財産など、相続や遺品整理のときに役に立つ実用的なことを書いておきます。
その他、自分のこれまでの人生を振り返り、今後挑戦してみたいことや、やり残したことなどを記して、自分を見つめ直す項目が用意されているノートもたくさんあります。
●遺言書の代わりになるのか
エンディングノートに、自分の希望する財産の分けかたを書くことはできます。
ただ、書いたとしても、そこに法的な効力は生まれません。つまり、エンディングノートは遺言書の代わりにはならないのです。遺言として残したいことがある場合は正式に遺言書を作成することをお勧めします。
●エンディングノートを対策のきっかけに
認知症対策や相続対策は、当然ですが「元気なうちに」始めなければなりません。
手続きが複雑な相続対策はたくさんありますが、エンディングノートは誰でも簡単に始められます。
自分についてや、家族についてじっくりと考えるきっかけにもなりますので、相続対策の入り口として、少しずつ書き始めてみてはいかがでしょうか。
相続対策でお困りの際は
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